シンポジウムであいさつする玉山銀行の黄男州董事長(4日、福岡市)

台湾の玉山銀行の黄男州董事長は4日、熊本出張所を23日に開設すると明らかにした。同行は2023年に福岡市内で支店を開設している。台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出で日台のビジネス交流が活発になるなか、熊本にも拠点を置くことで台湾企業の九州進出や九州企業のアジア展開といったビジネス支援を強化する。

福岡商工会議所と玉山銀が福岡市内で4日開催した討論会「台湾・九州経済貿易シンポジウムIn福岡」で拠点開設に触れた。先行して開いた福岡支店については「設立から1年たつが経営状況は順調だ。九州は広いのでまずは福岡で多くの台湾企業にサービスを提供している」と述べた。

九州では台湾の金融機関との交流が活発になっている。台新国際商業銀行や台湾銀行が福岡市に進出したほか、中国信託フィナンシャルホールディング(CTBC)は熊本県と包括連携協定を結んだ。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。