群馬県の金融経済概況について説明する日銀前橋支店の宮将史支店長(前橋市)

日銀前橋支店は、10月の群馬県金融経済概況を発表し、県内の景気判断を「資源高などの影響を受けつつも、持ち直している」として、前回の9月判断から据え置いた。据え置きは25カ月連続。

項目別の判断もすべて据え置いた。個人消費は百貨店やスーパー、家電大型専門店の販売が好調で、温泉地の宿泊客数も前年比でプラスが続く。1人当たり名目賃金は7月に前年同月比4.3%増となった。宮将史支店長は「建設業や卸・小売業を中心に賃金上昇が続いていると聞く」とし、「所得から消費への好循環につながるかに注目していく」と話した。

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