能登半島地震の経済への影響について、1~3月期のGDP=国内総生産を1000億円程度押し下げるとの政府の試算が公表されました。

政府の月例経済報告で、内閣府は能登半島地震が石川県、富山県、新潟県の北陸3県の経済に及ぼす影響を、避難者数や断水、停電の状況などをもとに試算しました。

それによりますと、北陸3県の1~3月期のGDP=国内総生産の損失額は900億円から1150億円程度にのぼるということです。

また、能登半島地震で損壊した建物や道路などの被害額は最大で2.6兆円にのぼると試算しています。

ただ、足元では北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸したことに加え、北陸応援割などが北陸経済の活性化に寄与しているとしています。

一方、国内の景気全体の判断については「このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している」として、3か月連続で表現を据え置きました。

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