鹿児島県は9月4日、約18億4000万円にのぼる補正予算案を発表しました。補正予算案には、不祥事が相次ぐ県警の再発防止策や8月の地震の復旧費用などが盛り込まれています。

今年度に入り、現職警察官や元幹部あわせて4人が逮捕されるなど、不祥事が相次いだ県警では再発防止策の実効性を確保するために、本部長ら県警幹部で構成される改革推進委員会を立ち上げています。

4日発表された県の補正予算案には、この委員会に専門家や有識者を招くための費用や、職務倫理の指導のために警務部長がすべての警察署を巡回するための費用として、約115万円が盛り込まれています。

また、8月の日向灘を震源とする地震で、岸壁がひび割れるなどの被害を受けた志布志港の復旧費用として2億6000万円余りも計上されています。

補正予算案にはこのほか、原油価格高騰対策や医師の働き方改革のための費用などが盛り込まれ、総額18億4000万円ほどとなっています。

補正予算案は9月12日開会の県議会で提案される予定です。

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