(ブルームバーグ):14日朝の東京外国為替市場の円相場は1ドル=146円台後半と、前日夕から上昇して推移。海外市場では米国の生産者物価指数(PPI)を受けて9月の米利下げ観測が高まり金利が低下、ドルが売られた。東京市場では日本時間夜に発表される米消費者物価指数(CPI)を前に様子見ムードとなりそうだ。
13日の米国では7月PPIが市場予想を下回ったことから、物価上昇圧力の緩和を背景に連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げを開始するとの見方が強まった。米国債は短期債主導で上昇。中東情勢を巡る懸念もサポートとなった。ドルは主要10通貨に対して全面安になった。
東京市場では米CPIの発表を前に積極的な取引が手控えられそう。9月の米利下げ観測がCPIの結果でさらに高まるかが焦点。米金利先安観からドル安・円高圧力がかかりやすい。一方、株高による投資家心理の改善は円の重しになる。
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