(ブルームバーグ):お盆休みを控えた3連休、各地では巨大地震や台風上陸への警戒が続いている。

気象庁によると、台風5号が12日にも東北地方に上陸する見通しで、線状降水帯が発生し大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があるという。また同庁は、南海トラフ地震の想定震源域で巨大地震が起きる可能性が高まっているとして、注意を呼びかけている。

日本銀行による利上げ決定後、米国の景気後退懸念もあり円が急騰、日本株は8月最初の3営業日で200兆円近い時価総額を失った。市場の混乱が一服したのもつかの間、自然災害リスクが浮上している。

羽田空港の様子

台風に伴い、日本航空(JAL)は、12日の花巻空港発着便は全て欠航すると発表した。

宮崎県のホテルでは8日の地震発生後キャンセルが相次ぐ。宮崎牛や焼酎黒霧島で知られる都城市の温泉旅館「常盤荘」では、13室中、東京からの客を含む5-6室でキャンセルがあった。

常盤尚揮専務取締役は電話取材に、「コロナも終わり、これからかなという時で痛手だ」と話し、円高で訪日客の足が遠のくことや、景気減速で国内の客の財布のひもが固くなることに懸念を示した。

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