(ブルームバーグ):最大の暗号資産(仮想通貨)ビットコインは9日、アジア株の反発と歩調を合わせる形で上昇した。今週には大きく下げる場面があった。

ビットコインは前日に続いて上昇し、一時5.3%高の6万2000ドル強を付けた。今週には2022年の暗号資産交換業者FTX破綻以来の大幅な下げを記録したが、流れが好転した。暗号資産2位のイーサは一時6%上昇した。

ただビットコイン、イーサはともに1週間前の水準を下回ったままだ。ビットコインは8日、約1年4カ月ぶりの大幅高を記録した。

最近のデジタル資産乱高下は、マクロ経済的要因と暗号資産投機家による強制的な売りの結果だと市場ではみられている。

仮想通貨マーケットメーカー、キーロックのアジア太平洋事業開発責任者ジャスティン・ダネサン氏は、中期的にはマクロ要因が「引き続きリスク資産の重しになるだろう」とし、円キャリートレードの巻き戻しは「数日で解決するものではない」と指摘した。

原題:Bitcoin Bounces Back Above $60,000 as Asian Stocks Rebound(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2024 Bloomberg L.P.

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。