愛知県蒲郡市の東海道新幹線の上り線で、2台の保守用車両が衝突して脱線した事故から約14時間が経ち、午後6時15分時点で2台とも移動しました。
1台は午後3時半から4時ごろにかけて、数百メートルずつ何回かに分けて動きだしていましたが、もう1台の追突した側の車両も午後5時半ごろ、ゆっくりと動き始めました。
対応に長い時間がかかった理由は、まず事故で壊れた台車を抜いて、そこに新しい台車を入れるという作業がありました。追突した側の車両はフロント部分がひしゃげていたため、前からけん引するのではなく後ろから別の車両で押す形で運ばれたものとみられます。
午後6時15分の時点では、事故が起きた現場からは2台の車両は移動しています。しかし、JR東海は復旧作業は午後7時ごろまでかかるとしています。JR東海によりますとこの後、レールの安全確認をしたり、現場から出発した事故車両はゆっくりとした速度で20kmほど離れた豊橋駅にある保守車両の基地まで向かっているところだということです。
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