ほくほくフィナンシャルグループ(FG)は22日、コンサルティング専業の子会社「ほくほくコンサルティング」の営業を23日から開始すると発表した。傘下の北陸銀行と北海道銀行の取引先などを対象に、M&A(合併・買収)や事業承継などの相談・支援業務を展開する。

融資にも即時対応できる銀行系コンサルティングの強みを発揮したいと語る山口社長

富山市と札幌市の2本社制で5月に設立した。それぞれ30人、19人で業務を始める。北陸銀、北海道銀はこれまでもコンサルティング部門を持ち顧客支援を進めてきた。それぞれが培った経験やノウハウを共有し、課題解決に向けた選択肢を広げる。

人材確保にも努めメガバンクや大手メーカーでコンサルティング業務を手がけた専門人材10人を中途採用。両行の支店網に限らず事業領域を広げ、M&Aのマッチング拡大などに結びつける。

顧客企業には専業コンサルティング会社を利用する例もある。山口新太郎社長は「相談業務で資金需要が発生した場合にワンストップ対応できるなど、銀行系コンサルティングの強みを発揮したい」と話している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。