(ブルームバーグ): 16日の東京株式相場は反発する見込み。暗殺未遂事件を受けて共和党のトランプ候補が米国大統領選挙に勝利する可能性が高まったとの見方から、景気刺激策への期待で電機や機械、鉄鋼など海外景気敏感業種が堅調となる。半面、外国為替市場の円高警戒がくすぶり、自動車など輸出関連の一角は指数の重しとなりそうだ。

野村アセットマネジメントの石黒英之チーフ・ストラテジスト
・トランプ前大統領は不測の事態にも屈しないとの力強いポーズを示し、選挙戦で有利になるとマーケットは予想している
・副大統領候補も年齢が若くてバランスが良い
・トランプ氏の財政拡張を伴う景気刺激策はリセッション(景気後退)回避の良い政策で、日本株にとってもグローバル経済の底堅さと円安継続要因となってプラス
・為替は介入後の急激な変動が落ち着いてきている
・半面、日本株は7月以降の急ピッチの上昇に対する警戒があり、上値では売りが優勢になりやすい

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