起業を志す群馬県内外の若者と県内の中小企業をマッチングする県の事業「ぐんまネクストジェネレーター」が2日始まった。初日は事業紹介のほか、他地域での同様の取り組みについて体験者が発表するキックオフミーティングが県庁で開かれた。参加する学生や企業の募集を今後本格化する。
事業は新卒や第二新卒の若者が中小企業の経営層として2年間限定で入社し企業価値向上に取り組む「事業責任者型採用」と、大学生などが受け入れ企業の課題解決に挑む2週間の「トライアル型」の2つのプログラムがある。
事業責任者型は来春入社へ人材2人の選考を目指す。トライアル型は2〜3人のチームで募集し、今夏に3チームを企業につなげる予定だ。起業家育成プログラムを提供する一般社団法人のVENTURE FOR JAPAN(VFJ、仙台市)や群馬銀行などの共同事業体が運営を受託した。
2日は県内企業や県内外の大学生らがオンラインを含め約60人参加した。VFJの小松洋介代表理事は基調講演で「プログラムを経験した若者が群馬県経済の発展に貢献していく循環が生み出されると信じている」と話した。
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