ほくほくフィナンシャルグループ(FG)は28日、傘下の北陸銀行と北海道銀行が二酸化炭素(CO2)の排出量を相殺する「カーボンオフセット型」私募債の取り扱いを開始したと発表した。取引のある法人を対象に、私募債を発行してもらい引き受ける。地方銀行で先行する横浜銀行の仕組みを参考にした。

カーボンオフセットは削減が困難な温暖化ガスについて、他の場所で実現した排出削減量をクレジットとして購入し埋め合わせる仕組み。北陸銀は私募債発行金額の0.2%以内でJ―クレジットを購入し、富山県と福井県の公共施設に寄付する。

北陸銀は今後、寄付先を広げていく予定。ほくほくFGは地域のカーボンニュートラルへの貢献に向けて取り組みを進める。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。