地元の焼き物について中学生が学び、体験しました。

400年以上の歴史がある波佐見焼の伝統を子供たちに受け継いでほしいと、職人が直接指導する特別授業が行われました。

体験
「ずれた!めっちゃずれた!」「わ~っ!」

生徒
「お皿(の型)を作っていたけど、コップになってしまった」「難しかった」

波佐見焼づくりの体験をしたのは波佐見中学校の1年生 約130人です。

伝統のろくろをはじめ、製造の主流となっている石膏の型に生地を流し込む「圧力鋳込み」などを職人の指導を受けながら焼き物をつくる6つの作業を体験しました。

伝統工芸士(絵付け)江添三光さん
「上から下にスピードを出してゆっく描かない」

絵付け体験では伝統工芸士の技を間近で目にしていて、生徒たちも真剣な表情です。

生徒
「作っている人に感謝して使おうと思った」

波佐見中学校では総合学習の一環として、地元・波佐見焼の歴史を学んだり、体験などを行っています。

生徒
「自分が見ていない所でお皿がこうやって作られていると実感できた」「将来は少しでも焼き物に関われたら」「ろくろをやってみたい」

波佐見焼振興会 事務局長 山下雅樹さん
「子供たちは焼き物の町に住んでいても職人の作業を見る機会は少ない」「まずは興味を持ってもらい楽しいと思ってもらいたい」「将来の仕事として考えてもらえたら嬉しい」

自分が住む町で400年以上続く伝統と技に触れた生徒たち。

7月には窯元や卸問屋などを見学し、学習や体験したことを新聞にまとめ、秋に発表することにしています。

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