金の延べ棒(ロイター)

地金大手の田中貴金属工業(東京)は16日、金の店頭販売価格を1グラム当たり前日比198円高の1万3063円に設定した。国内の金小売価格の指標として過去最高値を更新した。買い取り価格も1グラム当たり1万2954円で最高値となった。

イスラエルとイランの対立激化など地政学リスクの高まりを背景に「安全資産」とされる金の需要が高まった。外国為替相場で円安ドル高が進み、金価格は当面高値が続くとの見方も金の買いにつながった。

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