東京電力と中部電力が折半出資する発電会社JERA(ジェラ)は15日、2035年度までに現行の約6倍となる2千万キロワット分の再生可能エネルギー発電を開発すると発表した。再エネ事業に特化した新会社を英国に設立し、国内外で洋上風力発電や太陽光発電、蓄電池に1兆円超を投資する。
ジェラはこれまでに340万キロワット分の再エネ発電の開発を決め、25年度までに500万キロワット分に増やす目標を掲げていたが、大幅に引き上げた。資金調達のため、新規株式公開(IPO)や増資も視野に検討するという。
新会社は「JERA Nex(ジェラ ネックス)」で、3月下旬に設立した。欧州ではこれまでもベルギーの大手洋上風力事業者を買収するなど事業拡大を進めており、事業を集約することで体制を強化する。
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