東京証券取引所=東京都中央区(鴨志田拓海撮影)

週明け15日の東京株式市場の日経平均株価は反落し、下げ幅は一時700円を超え、節目の3万9000円を6営業日ぶりに下回った。終値は前週末終値比290円75銭安の3万9232円80銭。中東情勢の悪化で投資家心理が冷え込み、幅広い銘柄が売られた。

東証株価指数(TOPIX)は6・44ポイント安の2753・20。出来高は約16億800万株だった。

東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落が続き、約34年ぶりの円安ドル高水準を更新。輸出関連株を中心に下値を支え、午後に入ると下げ幅を縮めて取引を終えた。

市場全体への影響が大きい半導体関連株が下落したことも株式相場を押し下げた。米国の早期利下げ開始の観測が後退し、前週末の米株式が下落した流れを引き継いだ。

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