鉄道での復旧で基本合意したJR肥薩線について、熊本県と地元12市町村による
再生協議会が6日開かれました。会では、今年度中に目指す最終合意に向けて具体策を検討するワーキンググループを立ち上げることを決めました。

JR肥薩線の再生協議会には熊本県や地元12市町村などが参加しました。

2020年7月豪雨で甚大な被害を受けたJR肥薩線をめぐっては、ことし4月に開かれた国と県、JR九州との検討会議で、八代ー人吉間のいわゆる『川線』について、鉄道での復旧を基本合意。

今年度中の最終合意に向けて事務レベルの協議が続いています。

【亀崎副知事】
「観光利用と日常利用、特に日常利用の具体的な取り組みをどう示せるかに尽きる」

会は非公開で行われ、田嶋前副知事から会長を引き継いだ亀崎副知事は「最終合意にはしっかりとした具体策が大事」と述べました。

会では、再生協議会の中に『観光利用』と『日常利用』の2つのワーキンググループをつくり具体策を検討。また、熊本県はJR九州との最終合意に向けて、今後の課題とスケジュールを確認するために、6月中に国やJR九州と検討会議を開きたい考えです。

また、残る肥薩線の人吉から鹿児島・吉松間のいわゆる『山線』については沿線の鹿児島・宮崎両県と事務的な協議を開始したことを明らかにしました。

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