トヨタ自動車で認証試験をめぐる不正が明らかになった問題で、国土交通省は6月4日午前、愛知県豊田市のトヨタ本社へ立ち入り検査に入りました。

 午前9時半ごろ、豊田市のトヨタ本社に国交省の職員5人が入り、道路運送車両法に基づく立ち入り検査を始めました。

 トヨタは国交省に対し、車の量産に必要な認証試験をめぐり、エンジンの試験データを改ざんするなど7車種について不正があったことを報告しています。

 国交省はこのうち現在も生産が続くヤリスクロスなど3車種の出荷停止を指示し、トヨタは宮城県と岩手県の工場の一部ラインを停止しました。

 国交省はトヨタの担当者への聞き取りや試験データの確認などを進め、不正が行われた詳しい経緯を調べる方針です。

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