東和銀行は公的資金を前倒し完済し、新たな中期経営計画を策定した(前橋市の同行本店)

東和銀行は31日、2024〜26年度の中期経営計画を発表した。取引先の中小企業支援に加え、コンサルティング業務を強化。コンサル手数料など融資以外の収入を増やす。27年3月期にコア業務純益63億円(24年3月期実績は49億円)を目指す。国が09年に注入した公的資金150億円を14日に前倒しで完済しており収益強化を急ぐ。

27年3月期の数値目標としては自己資本利益率(ROE)3.7%(24年3月期3.2%)、自己資本比率8.64%(同10.05%)、システム投資費用を除いた業務粗利益経費率(OHR)65.1%(同67.9%)も掲げた。事業承継やビジネスマッチングなどのコンサル業務にさらに注力する。

新たな中計は21年4月〜24年3月の中計「プランフェニックスⅣ」の期間中に中小企業向け融資を伸ばし、経営体質の改善を進めたことを踏まえてまとめた。

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