富山信用金庫(富山市)が31日発表した2024年3月期決算は、純利益が前の期比17%増の6億7900万円だった。複数店舗で隔日営業を実施するなどコスト削減が進んだ。

会見する富山信用金庫の山地清理事長

売上高にあたる経常収益は同5%増の42億円だった。有価証券の利息配当金などによって資金運用収益が増加した。25年3月期は純利益が与信費用の減少などにより前期比3%増の7億円を想定する。経常収益は微増の43億円の見通し。

同日記者会見した山地清理事長は、日銀のマイナス金利政策解除に関し「貸出金利を上げにくい局面もあり、相談業務など顧客サービスをさらに拡充したい」と話した。

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