今やほとんど採用されなくなってしまった背面タイヤ。かつては、というか未だにこれこそが本格クロカン!! と思っている人も少なくないハズ。もちろんパジェロは歴代モデルすべてに採用していたほど。だが、最終型パジェロはデザインに振りすぎて少々使い勝手に難点も……。

文・写真:ベストカーWeb編集部

■背面タイヤこそ本格派の証!? カバーも種類豊富でよかったのよ!!!!

復活がウワサされているパジェロは、ご存じの通り超本格クロカンモデル。もちろん背面タイヤだって備わっていた

 復活がウワサされているパジェロは、ご存じの通り超本格クロカンモデル。もちろん背面タイヤだって備わっていた。

 初代から3代目モデルは純正オプションのカバーもソフトタイプやハード仕様など、選択肢も豊富で個性を出すアイテムのひとつであった。もちろん2006年デビューの最終型パジェロだってそうであった。

■最終パジェロ確かにカッコよかった!! でも意外な難点も……!?!?

 なのだが、ナンバープレートを背面タイヤ中央に装着していたためにスキーラックなど、今まで付けていたパーツが装着できないという側面も。批判をしているのではないが、パジェロユーザーはウィンタースポーツ好きなどアウトドアユースが多いクルマであったため、ストレートにいって不便に思っていたオーナーもハズだ。

 しかも全高1800mm超えの巨体にもかかわらずスキーの板やスノーボードといったギアをルーフに設置するのはかなりハードルが高かったのも事実である。確かにカッコよかったのだが、こういったネガな部分もあったのだ。

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■背面タイヤをあえて中央に設置したワケ!! これ納得です

最終型パジェロのみ背面タイヤが中央に設置。3代目までは仕向け地によってまちまちだったのだ

 ちなみにシリーズ唯一、最終型パジェロのみ背面タイヤが中央に設置されていたのは、仕向け地によってタイヤ設置位置を変更するとコスト高になるためであった。そう、中央に設置すれば左ハンドルであろうが、右ハンドルであったも同じパーツを使えるというメリットがあったのだ。

 ともあれパジェロが復活するなら背面タイヤは当然として、3代目モデルまでのように使い勝手も重視してほしいところ。期待してます!!!!!!

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