2023年のジャパンモビリティショーで公開された新生ホンダ プレリュード。2025年デビューの可能性は残念ながら薄く、2026年の登場となりそうだ。しかし考えようによっては予想(妄想)する時間が増えたとも言える。我々、予想も妄想も大得意です!!

※本稿は2024年11月のものです
文、予想CG:ベストカー編集部/写真:ホンダ
初出:『ベストカー』2024年12月10日号

■グライダーが飛ぶように伸びやかに疾るスポーツハイブリッドクーペ

ベストカー編集部が作成した新生ホンダ プレリュードの予想CG。JMS2023で公開されたのはホワイトの車体だったが、赤もイイ!

 2001年に5代目までの歴史にピリオドを打ったプレリュードが2026年、実に四半世紀ぶりに甦る。サイズもパワーユニットも装備も異なるのは当然だが、プレリュードの名に違和感はまったくなく、歴史の継続性は誰もが認めるところ。また、エンジン車のプレリュードはこれが最後になる可能性も高い

 1978年登場の初代から、2001年に販売を終了した5代目まで、歴代すべてのモデルがそうであったように、復活するプレリュードも流麗な2ドアクーペボディを採用している。「徹底的に低く、ワイドに」をキーワードにしながら、大空を優雅に舞うグライダーをイメージしてデザインされているのだ。

 かつてのプレリュードは「デートカー」と呼ばれる新たなカテゴリーを生み出し、若い男女の人気をさらったが、復活するプレリュードも実は狙いは同じ。ただし、多様性の時代を反映して「デート」の定義を大幅に広げている。

 年齢や性別を問わないのはもちろん、親と子のデートだってあるという考えで、そうしたすべてのシーンに似合うスポーツクーペに仕上げられているのである。

 パワーユニットはプレリュード専用チューニングが施されるパラレル・シリーズハイブリッドの2L・e:HEV。爽快なドライブフィールを楽しみながら、低燃費も両立する最新ユニット。新型プレリュードは「伝統と新しさの融合」が最大の見どころであり、魅力となるクルマなのだ。

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■精悍さと上質さを両立したインテリア

ベストカー編集部が作成した新生ホンダ プレリュードの予想CG。水平基調でデザインされたインテリアは広い視界と開放感を併せ持つ。高級感もあり、新時代のデートカーにふさわしい

 プレリュードのインテリアは水平基調でデザインされており、広い視界と開放感を確保している。全体的にシンプルな構成になっているのも特徴だ。シンプルではあるが、ディテールに凝ったアイテムが各所にちりばめられ、遊び心も感じさせる。また、上質な素材を多用することで高級感も演出。

 インパネ中央から助手席側に伸びるハニカム形状のパネルも特徴で、このあたりはシビックのインテリアデザインを踏襲している。リアシートは緊急用に割り切ったスペースだが、手軽に荷物を置ける便利さが嬉しい。

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■2.0L・e:HEVをプレリュード専用にチューニング

ベストカー編集部が作成した新生ホンダ プレリュードの予想CG。直4、2Lのe:HEVをプレリュード専用にチューン

 直4、2Lエンジンのe:HEVを搭載。エンジンは発電をメインに、加速時や高速走行では駆動にも直結。プレリュードでは、よりスポーティで爽快な走りを目指して専用チューニングが施され、低燃費と両立させている。

 ボディカラーは、プラチナホワイト、クリスタルブラック、ソニックグレー、プレミアムクリスタルレッド、シーベッドブルーの5色を基本に、新時代のデートカーにふさわしいバリエーション豊かな新色も用意。色選びもプレリュードの大きな楽しみだ。

*   *   *

 シビックをベースにする2L、e:HEV搭載のFFクーペであることは確定的だが、そのほかボディサイズ、インテリア、ボディカラーなどは予想。とはいえ、大きく外していることはないと断言できる。

 2026年春、価格450万〜460万円で登場すると予想している。

●NEWホンダ プレリュード
全長×全幅×全高:4500×1830×1300mm
ホイールベース:2735mm
車両重量:1350kg
パワーユニット:直4、2L・e:HEV
エンジン最高出力/最大トルク:155ps/20.0kgm
モーター最高出力/最大トルク:200ps/35.0kgm
WLTCモード燃費:23.5km/L
駆動方式:FF
サスペンション(F/R):マクファーソン/マルチリンク
タイヤサイズ:245/35ZR20

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