日本の電気自動車メーカー「アセンブルポイント」は、フィリピン・ロスバニョスにあるフィリピン大学ロスバニョス校にEVミニバス「スマートバス」5台を納車し、納車式を行ったと発表した。

フィリピン大学では、これまで500台を超える「ジプニー」を学内の交通手段として使用してきた。しかし、フィリピン政府のEV導入方針や環境に配慮した持続可能な交通手段を促進する動きを受け、「スマートバス」を新たな学内交通手段として採用することを決定した。

納車式では、フィリピン大学ロスバニョス校のROBERTO P. CERENO副学長とアセンブルポイントの宮下代表が、今後のパートナーシップに向けた共同声明を発表した。式典には多くの関係者や現地メディアが訪れ、注目を集めたという。

「スマートバス」は、スワッパブル式(交換式)のバッテリーを採用しており、EVチャージステーションに依存せずに運行できる日本発のEVミニバスだ。環境配慮が求められる地域や、大型のEVステーションを設置できないエリアでの走行が可能で、フィリピンをはじめとする東南アジアで導入が進んでいる。

アセンブルポイントは、「未来ではなく、“今"必要とされる電気自動車を創る」をコンセプトに掲げ、電動ミニバスの設計から製造までを全て自社で行っている。「BRAND BY JAPAN, MADE IN PHILIPPINES」として、フィリピンを中心にASEAN、中東、アフリカへと事業を展開している。

今回のフィリピン大学への納車は、東南アジアにおける環境配慮型交通の普及に向けた重要な一歩となる。

EVミニバス「Smart BUS」をフィリピン大学に5台納車

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