トヨタ自動車は12月5日、『ハリアー』など8車種の灯火装置について運転支援装置のAHSにおいて、警告メッセージが表示され、走行用前照灯が点灯しなくなるおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
AHS(アダプティブハイビームシステム)は、周辺環境と運転状況に応じて、ハイビームの配光を制御し、前方視界確保を補助するシステムだ。
リコール対象となる車両は、2023年8月1日~11月11日に生産されたトヨタ『ハリアー』、『ヤリスクロス』、『bZ4X』、レクサス『NX』、スバル『ソルテラ』の合計2万4767台。さらに交換修理用部品として出荷し、組付けられた可能性がある車両が特定できたもの45台、車両が特定できないもの266個がある。
運転支援装置のAHSにおいて、前照灯の配光を制御するプログラムの検討が不足していたため、すれ違い用前照灯から走行用前照灯に切替わる際の信号を異常と誤判定することがある。そのため、警告メッセージが表示され、走行用前照灯が点灯しなくなるおそれがある。
改善措置として、 全車両、左右前照灯の製造番号を点検し、該当する場合はAHS制御用コンピュータを対策品と交換する。
不具合の件数は370件で、事故は起きていない
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