アメリカの日本車マニアが歓喜し、日本のクルマ好きが悲嘆に暮れる北米の「25年ルール」。2024年、とうとうこのクルマが対象となってしまった。日本の至宝、日産 スカイラインR34GT-Rの中古価格はどうなるのか!?

※本稿は2024年4月のものです
文/伊達軍曹、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年5月10日号

■日産 スカイライン(5代目GT-R)

R34 GT-Rの総販売台数は1万1000台。タマ数も少なく暴騰必至の状況だ

 言わずと知れた第2世代スカイラインGT-Rの3代目。1999年から2002年の新車時価格は499.8万~630万円だったが、直近の中古車平均価格は約2800万円。

 走行距離がきわめて少ないVスペックIIやMスペックのニュルは総額6000万円以上になることも珍しくない。走行15万kmを超えている修復歴あり車でも1600万円は下らないという状況だ。

 このクルマが北米で大人気となったきっかけは映画『ワイルド・スピード』に登場し活躍をしたから。しかし今やR34型GT-Rは投機対象にもなっており、「上物を数年間寝かせた後で売却すれば必ず利益が出る」という“商材”になってしまった。そのため、価格高騰はエスカレートするばかりなのだ。

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