タイトルにある通り、2社の提携でマツダは工場でトヨタ車を製造するという、これまでなら考えられなかった協業が、自動車業界の大改変期突入で生まれてきている。この記事では、トヨタ×マツダが結成したタッグチームの良好度を探ってみる。
※本稿は2024年9月のものです
文:井元康一郎/写真:トヨタ、マツダ ほか
初出:『ベストカー』2024年10月26日号
■トヨタ×マツダ(資本提携・技術協力など)のタッグは良好か?
かつてフォード傘下だったマツダは、リーマンショック後の2010年にトヨタからハイブリッドカーの技術供与を受けることを決めたのを皮切りにトヨタとの関係を深め、2017年には株の持ち合いという形での資本提携に踏み切った。
車両の共同開発や車台の共通化などは行われておらず、表面的にはマツダの海外工場でトヨタ車を生産したり、トヨタ車をマツダにOEM供給したりといった“緩い関係”にとどまっている。
しかしクルマの中身については、電動車両の電力マネジメント、コネクティビティ、クルマを制御するファームウェア共通化など、幅広い分野で協業プロジェクトが進行中。今後EVや小型車分野など採算性の低い分野での基盤技術共有化が進展する可能性は大いにある。
●タッグ良好度……70点/100
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