日産自動車は11月6日、大型商用車『インタースター』の新型を欧州で発売した。

この新モデルは、電気自動車版『インタースターe』も含め、高い性能と信頼性を特徴としている。2027年までに全商用車セグメントの電動化を目指す日産にとって重要なマイルストーンとなるモデルだ。

EV版は、都市部での配送に適した40kWhバッテリーと、より広範な用途に対応する87kWhバッテリーの2種類が用意されている。87kWhバッテリーモデルは、最大130kWのDC急速充電に対応し、30分の充電で最大252kmの航続距離を実現する。1回の充電での航続は、最大で460kmだ。

また、両バッテリーオプションに標準装備の11kW AC充電器や、87kWhバッテリー用のオプションの22kW AC充電器を使用すれば、10%から100%まで4時間以下で充電が可能だ。

デカい、広い、日産の大型商用車『インタースター』新型、欧州で発売

一方、ディーゼルエンジン搭載モデルも用意されている。日産の他モデルでも使用されているM920エンジンを採用し、最大170psの出力と380Nmのトルクを発揮する。燃費も向上し、平均で1.5リットル/100kmの削減を実現。全体の燃費は最低7.4リットル/100kmまで抑えられている。

新型インタースターの特徴は、その広々とした積載スペースと多様性にある。ホイールベースに応じて最大3855mmの荷室長を確保し、クラス最大の1312mm幅のサイドドアを備えている。積載容量は、L2H2バージョンで10.8立法m、L3H3バージョンで最大14.8立法mに達する。また、最大2500kgの牽引性能も備えている。

積載量も競争力が高く、内燃機関車(ICE)バージョンで最大1925kg、電気自動車バージョンで最大1625kgの4トン車を提供している。シャシーICEバージョンは最大2150kg、電気自動車バージョンは最大1925kgの4トン車も用意されている。

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