カルマ・オートモーティブは、同社初の限定コレクション車種となる『インビクタス』を米国で発表した。インビクタスは、11月後半から米国と欧州で納車が始まる第3世代『レヴェーロ』の上位モデルとして位置付けられている。
インビクタスは、低く構えた路面姿勢と攻撃的なスタンスで、強烈な第一印象を与える。特殊な塗装技術により、車体中央部が前方のパシフィコ・グレーから後方に向かって変化し、カーボンファイバー製のボンネット、ルーフ、トランクが露出する効果を生み出している。フロントフェンダーもカーボンファイバー製で、前輪アーチの空気圧を逃がすルーバー付きベントを備えている。
シャシーには、オーリンズ製のモータースポーツ用コイルオーバーとスウィフト製スプリングが採用されている。これにより、ステアリングの直接性と精度が向上し、コーナリング時や不整地での走行時のグリップと予測性が改善された。結果として、0-96km/h加速は3.97秒と、ベースとなる第3世代レヴェーロより0.5秒以上速くなっている。
カルマ インビクタス内装では、ニューヨークのクライスラービルディングを想起させるアールデコ調のパターンをシートに採用した。これは、カルマ・オートモーティブが掲げるアメリカンデザインと創意工夫の精神を表現している。このモチーフは、センターアームレストやドアパネルのステッチにも施されている。
パワートレインは第3世代のレヴェーロと共通で、28kWhの高電圧バッテリーパックと1.5リッターターボエンジンを組み合わせたレンジエクステンダーハイブリッドシステムを採用。400kWの2モーターシステムに電力を供給し、最大出力536hp、最大トルク550lb/ftを発揮する。純電気走行距離は最大およそ130kmエンジン併用の総航続距離は約580kmに達する。
インビクタスは、限定30台での生産が予定されており、各車両には購入者の指定に応じた刻印入りのドアシルプレートが装着される。
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