日産自動車は10月24日、日産『キャラバン』といすゞ『コモ』のPTCヒータ(ヒーター)について、制御が不適切であるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。最悪の場合、車両火災に至る。

対象となるのは2012年6月16日から2023年12月8日に製造された計4万613台。

暖房を補助するPTCヒータにおいて、制御が不適切なため、ヒータが最大出力で作動する状態で繰り返し使用した場合、PTCヒータの発熱により、PTCヒータハーネスコネクタ端子が変形することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、端子部が接触不良により高温となりコネクタが溶損し、最悪の場合、車両火災に至るおそれがある。

日産は改善処置として、全車両PTCヒータを新品に交換するとともに、PTCヒータハーネスを対策品に交換する。なお、交換部品の準備ができるまで、一時的に機能停止の措置をする。

現在までにこの現象による不具合が14件報告されており、火災も4件報告されている。

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