プレミアムミニバンとしての地位を確立しているトヨタ ヴェルファイア。一時はアルファードと統合するのでと噂が流れたが、無事新型が登場し、そのあまりの人気の高さから抽選販売となるなどバカ売れしている。そんな同車だが、実はガソリンターボの走りが超絶イイらしいのだ。

※本稿は2024年9月のものです
文:清水草一/写真:トヨタ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年10月26日号

■トヨタ ヴェルファイア(直4・2.4Lターボ:279ps/43.8kgm)

アルファードにはない直4、2.4Lターボを搭載するヴェルファイア。搭載グレードの「Zプレミア」はFF車、7人乗りのみの設定で655万円

 最近乗ったターボ車のなかで、一番印象に残ってるのは、ヴェルファイアの2.4Lターボかもしれない。なにせミニバンじゃないですか。速いミニバンってあんまりないので!

 ヴェルファイア2.4Lターボの加速感は、ミニバンとしては図抜けてる。ダイレクト感も官能性も強くて、回転フィールが実に気持ちいいんだよね。このエンジンは他車にも積まれてるけど、不思議なことにヴェルファイアが一番仕上がりがいいって感じた。

 もちろん、もっと速いターボ車は山ほどあるけど、パワーもトルクもレスポンスも適度にスポーティ。それが大型ミニバンと組み合わされたってのが画期的で、意外性が強かった。

 パワーを受け止めるシャシー性能も、両側スライドドアのミニバンとしてはビックリするほど高いので、存分にパワーを味わえるんだよね。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。