日本車の中でも数少ない新車で買える本格スポーツセダンのスバル WRX S4。スバル車随一のスポーツモデルであり、かなりの歴史を持つ。今回はそんなWRXの現行車を中古を狙っていく。登場時期が比較的新しいため個体数自体があまり多くないが、その中でオススメのグレードを紹介する。

※本稿は2024年9月のものです
文:伊達軍曹/写真:スバル、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年10月10日号
※中古相場や流通数は伊達軍曹氏調べ(2024年8月下旬取材時)

■登場から3年目で中古車はまだ少ない

2.4L水平対向4気筒ターボに組み合わされるCVTはダイレクト感もあり、サーキットで攻めた走りも可能

 2021年11月に登場したスバル WRX S4の第2世代。車体骨格は現行型レヴォークと同じくフルインナーフレーム構造のスバルグローバルプラットフォームとなり、パワーユニットは最高出力275psの2.4L水平対向4気筒ターボに変更。

 トランスミッションも、DCT以上の変速スピードとなるCVT「スバルパフォーマンストランスミッション」に進化した。

●中古車購入ポイントは?

 流通量は約50台と少なめで、相場も総額340万円~であるため、まだまだ「狙いやすい状況」とは言いがたい。とはいえ400万円を大きく超える新車価格から考えれば、走行数千kmの個体を総額360万円前後から狙える現行型WRX S4の中古車は、まずまずお買い得とはいえる。

 お薦めは電子制御ダンパーとハーマンカードンサウンドシステムを採用している「STIスポーツR EX」だが、相場は400万円以上。「GT-H EX」でもよしとするなら、総額350万円からイケる。

●スバル WRX S4〈現行〉(275ps)

・中古相場:約350万〜720万円
・新車時価格:400.4万~623.7万円
・年式:2021年〜
・入手しやすさ:★★☆☆☆
・中古車オススメ度:★★★★★

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