ドコモ・バイクシェアは10月18日、商船三井さんふらわあとの間で、大分県内における観光・交通の課題解決を目的とした業務提携を開始した、と発表した。

両社は、大分市と別府市で運営するシェアサイクルサービス「おおいたサイクルシェア」を通じて、地域の観光振興と交通問題の解消に取り組む。

大分県は日本一の湧出量と源泉数を誇る温泉をはじめ、貴重な歴史的文化財など優れた観光資源に恵まれており、国内外から多くの観光客が訪れている。一方で、大分市では観光戦略に基づいた施策実行、別府市では交通機関における人手不足の解消対策が課題となっている。

これまでも両社は、大分市および別府市内のさんふらわあターミナルへのポート設置で連携してきたが、今回の提携ではさんふらわあターミナル(大分・別府)へのサイクルポート設置に関する快適なシェアサイクル利用環境の維持・向上を図る。また、車体広告スペース(ドレスガード広告)によるシェアサイクルを活用した観光関連情報を発信。さらに、大分県内における観光回遊施策の検討を行う。

「おおいたサイクルシェア」は、大分市内72ポート・別府市内11ポートで展開しており、電動アシスト自転車を大分市内で295台・別府市内で25台用意している。1日パス(ICカード)は12か所で販売されている。

この提携により、両社は大分県の二次交通課題の解消に貢献し、観光客と地域住民の双方に快適なサービスを提供することを目指している。

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