メルセデスベンツは、電気自動車向けデジタル充電サービス「メルセデス・ミー・チャージ」が、全世界の充電ポイント数200万基を超えた、と発表した。

メルセデス・ミー・チャージは、1600以上の異なる充電ポイント運営者と提携し、急速に拡大を続けている。これにより、32カ国4大陸にまたがるサービス展開を実現している。2024年には月平均5.5万ポイントという過去最高のペースで新規充電ポイントを統合しており、特に150kW以上の高出力急速充電ステーションの増加率が55%と顕著だ。

欧州では、ユーザーが1つのメルセデス・ミー・チャージ契約で75万以上の充電ポイントを国境を越えて利用できる。ドイツ国内では約15万の充電ポイントを800以上の運営者から集約し、国内の公共充電ポイントの約98%をカバーしている。

同サービスの特徴として、MBUXマルチメディアシステムやスマートフォンアプリを通じた直感的な操作、充電前の正確な価格表示、欧州・米国・カナダでの再生可能エネルギーの利用などが挙げられる。また、ナビゲーションシステムと連携した効率的な充電計画や、RFIDカードやプラグ&チャージによる簡単な認証も可能だ。

自動車メーカーとしてのメルセデスベンツの強みを活かし、車両に完全統合されたデジタル充電サービスを提供している点が評価され、欧州の著名な自動車メディア「Auto Bild」の2024年充電アプリ比較テストでは、メーカー提供の充電サービスの中でテスト優勝を果たしている。

電気自動車の普及が進む中、充電インフラの整備は重要な課題となっている。メルセデス・ベンツの取り組みは、グローバルな充電ネットワークの拡大と利便性の向上を通じて、電気自動車の利用促進に貢献するものだ。

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