2009年に日本から姿を消したトヨタ ハイラックスサーフ。北米では未だ現役で超絶カッコよく進化しているのだが、注目は今の中古車の状況。まさかの新車並、いやそれ以上の値が付いている個体も多々あるのだ。知らない間にどうしたのよ!! ってな感じだが、まずはその衝撃の今をどうぞ!!!!!!!!!!!!!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
■あらら、今こんなカッコいいの!? 日本撤退後の姿が衝撃
現在はラインナップから姿を消してしまっているが、ピックアップトラックをベースとしたSUVの元祖とも言える存在が1983年に登場したハイラックスサーフだ。
もともとアメリカではピックアップトラックをベースとして荷台部分に架装を施し、ワゴンやキャンピングカーにする手法が比較的メジャーとなっていて、ハイラックスもベース車のひとつとして架装メーカーに供給されていたのだが、それをトヨタ自らが行ったのがハイラックスサーフということになる。
その初代ハイラックスサーフのベースとなったのは4代目のハイラックスであり、アメリカでは4ランナーという名前で販売されることとなったのだが、そんなハイラックスサーフの中古車価格が爆上がり中なのだ。
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■レトロで無骨な雰囲気が人気の理由?
ハイラックスサーフは前述したようにピックアップトラックのハイラックスがベースとなっており、初代モデルはまさにピックアップトラックにFRP製のキャノピーを載せたスタイルとなっていて、実際に取り外すことも可能な作りとなっていた(ただし取り外した状態での公道走行はNGとなる)。
ただ1989年に登場した2代目モデルではルーフ一体型のメタルボディが採用されており、乗用車らしいルックスとなっていた一方で、ピックアップトラックのような無骨さを兼ね備えたものとなっていた。
それは1995年に登場した3代目でも同様で、多くの部分をランドクルーザープラドと共有し、ほぼプラドの兄弟車となった4代目モデルにはないワイルドな魅力を持ったモデルとなっている。
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■えええ、まだ400万円もすんの!? 狙い目は圧倒的に3代目のワケ
それもあってか3代目モデルの中古車はここへきてかなり人気が高まっており、今風のアースカラーにリペイントされ、カスタマイズがなされた個体などは400万円以上のプライスタグが付けられるほどになっているのだ。
一応、初代~2代目モデルもわずかに中古車市場で流通しているのだが、この辺りの年式まで行ってしまうと完全に旧車の部類に入るため、ギリギリ日常的に使うことができそうな3代目に人気が集中しているということもありそうだ。
とはいえ、3代目モデルもれっきとしたピックアップトラックベース(3代目モデルはアメリカにおけるハイラックスの後継車種であるタコマがベース)であるため、乗り心地などは近年のクロスオーバーSUVとは一線を画すものであることには留意したいところ。
ワイルドな見た目に魅力を感じるのはいいが、乗り味もワイルドであり金額も高額となりつつあるので、できれば一度試乗などをしてから購入を検討することをオススメしたい。
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