レクサスLSと同じプラットフォームを使い、先代から大幅な進化を遂げたMIRAI。燃料は水素で走りトヨタの全方位戦略の中で、重要な役割を果たしているクルマでもある。給水素ステーションが少なく不便なことが影響してなのか、月販平均はわずか9台だがクルマとしての完成度は超いいぞ!!

※本稿は2024年7月のものです
文:清水草一/写真:ベストカー編集部、トヨタ
初出:『ベストカー』2024年8月26日号

■トヨタ MIRAIはこんなクルマ

トヨタ MIRAI(726万1000~861万円)2024年1~6月販売台数:56台 月販平均:9台 デザインは賛否あるが、FFだった先代に対しFRになった現行の走りの評価はすこぶる高い

 マルチパスウェイを推進するトヨタの水素戦略の要であるFCEV。LSと同じFRプラットフォームを使った高級サルーン。

●GOOD POINT:世界初の量産FCEVの価値は大きい!!

 MIRAIは誰がなんと言おうと世界初の量産燃料電池乗用車。その栄誉は永遠に人々の心に刻まれるよ! 銅像立ててほしいくらいだよ!

 水素ステーションにはもれなくMIRAIの銅像を! 隣には今の2代目の銅像も! スペースがなかったら上に載っけて2段にしてもいい。クラウンセダンの登場で影が薄くなっちゃったけど最高っしょ!

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