アルファロメオは8月28日、『ジュニア』がドイツの専門誌『AUTO ZEITUNG』の読者投票により「デザイントロフィー」を受賞した、と発表した。

この賞は「小型車/シティカー/コンパクトカー」カテゴリーでの最優秀デザインに贈られるもので、計63モデルが競い合った中での栄冠だ。

アルファロメオ・ジュニア

ジュニアは、イタリア・トリノにあるアルファロメオ・チェントロ・スティーレでデザインされた。ブランドの典型的なスタイルを細部まで再解釈し、コンパクトなスポーツカーとしての魅力を最大限に引き出している。バランスの取れたプロポーション、純粋なライン、そして表面の質感へのこだわりが特徴という。

特に注目すべきは、ブランドの伝統を受け継ぎながらも現代的なデザイン要素を取り入れた点。例えば、「コーダ・トロンカ」(切り落とされたテール)は、伝説的な『ジュリアTZ』に敬意を表しつつ、空力性能を向上させる機能的なデザインだ。

アルファロメオ・ジュニア

フロント部分の「3+3」ライトとアダプティブ・フルLEDマトリックスヘッドライトも特徴的で、初めて2つのバリエーション「レジェンダ」と「プログレッソ」が用意されている。レジェンダは1920年代から1930年代のアルファロメオスポーツカーを思わせる黒いグリルが特徴で、プログレッソは新型アルファロメオ『33ストラダーレ』にインスパイアされた大胆なデザインだ。

内装もまた、細部へのこだわりと高品質な仕上げが際立っている。スポーティな雰囲気とイタリアらしい高級感が融合し、快適な空間を追求している。

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