韓国の自動車メーカーのKGM(KGモビリティ)は8月20日、新型SUV『アクティオン』を発表した。

KGMは、本社デザインセンターで「トランスフォーメーション・デー」を開催し、未来のモビリティ企業への飛躍を目指す主要戦略を発表。ブランド戦略と事業方向性の大幅な変革を行い、アイデンティティ強化に本格的に取り組むことを宣言した。

KGMの郭在善会長は、「KGMは70年の歴史の中で、常に初を追求してきた。今回の宣言が新たな歴史の一里塚となる」と述べた。また、「差異化された競争力をベースに、韓国を超えて世界を走る自動車メーカーとしての地位を確立する」と意欲を示した。

KGMは今回のイベントで、「顧客に安全と楽しさを提供するモビリティ企業」というミッションを発表。安全性に加え、新たなイメージとして楽しさを加え、顧客に安全で楽しいモビリティ体験を提供することを目指す。

新たなブランド戦略として「実用的創造性(Practical Creativity)」を発表。これは、創造的な考えと多様なライフスタイルを満たす実用性を基に、新しい製品を提供することを意味する。

新型SUVのアクティオンは、この新ブランド戦略を反映した初のモデル。クーペの美しいスタイルとSUVの用途性を結合した都市型SUVだ。

KGMは今後、個性的なデザイン、UI/UXの改善、信頼性のある品質、先進運転支援システム(ADAS)の開発などを通じて、差異化された商品開発に注力する方針だ。

また、業界初の試みとして、国内最大のポータルサイト「ネイバー」と協力し、オンライン販売を開始。これにより、若年層の顧客との接点を増やし、革新的な購入体験を提供する。

KGMは今後、オンラインチャネルを単なる販売スペースにとどまらず、顧客にカスタマイズされた価値を提供するプラットフォームとして拡大していく計画だ。

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