2024年6月に登場した新型ホンダ フリード。3代目となる新型は、シンプルなAIRとアウトドアテイストを取り入れたクロスターの2タイプを用意するが、外見以外にも、選べるシート配置などに違いがあるようだ。新型フリードの詳細を見てみよう。

※本稿は2024年7月のものです
文:ベストカー編集部/写真:茂呂幸正、ホンダ
初出:『ベストカー』2024年8月10日号

■サイコーにちょうどいいフリードに新型が登場

2024年6月に登場した新型ホンダ フリード。AIR(右)とクロスター(左)の2タイプが用意される

 3代目となる新型フリードが6月27日にデビューした。価格は一番安いガソリンエンジン搭載のAIR6人乗りFFが250万8000円。売れ筋になると思われるe:HEVのAIR EX6人乗りFFが304万7000円。

 2列目シートがベンチタイプで7人乗りとなる仕様はAIRのFFモデルにのみ設定され、2列目がキャプテンシートの3列6人乗りがフリードの中心的仕様だ。

 注目はアウトドアテイストを感じさせるクロスター。クロスターはブラックアウトされた樹脂製フェンダーモールを装着し、全幅はAIRの1695mmに対し、25mm広い1720mmとなる。

 スッキリフェイスのAIRに対しクロスターは大きく口を開けたようなバンパーグリルが特徴的で、フロントマスクの印象も大きく異なる。

 ちなみにクロスターは特に最低地上高を高めているということはなく、AIRと同じ135mm(4WD車は150mm)だ。

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■クロスターには2列シート5人乗りも設定

クロスターには2列シート5人乗り仕様も設定

 クロスターのみに設定される2列シート仕様は特にアウトドアイメージをアピールするモデルで、荷室を2段に仕切るフロアボードが標準装備され、レジャーグッズを効率よく収納可能。2列目シートを収納すれば車中泊もできる広さを作り出せる。

 パワートレーンは1.5Lガソリンエンジン+CVTと2モーター式e:HEVの2タイプで、これは全モデルで選択可能。e:HEVは34万9800円高となる。

 また、4WDはAIR EXの7人乗り仕様以外の全モデルに設定され、価格は23万1000円高となる。

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■スロープ仕様はクロスターに設定

スロープ仕様は標準装備のウインチで車椅子を簡単に乗せ降ろしできる。また、スロープを折りたためば2段収納が可能な荷室となる

 スロープは耐荷重200kg。標準装備のウインチで車椅子を簡単に乗せ降ろしできる。また、スロープを折りたためば2段収納が可能な荷室となり、レジャー用グッズも効率よく収納できる広さを持つ。価格は329万5000円(消費税非課税)

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■新型ホンダ フリードのここが新しい

楽しさも快適さも兼ね備えた、今勢いに乗っているクルマだ

・CROSSTARはフェンダーモールで全幅1720mmの3ナンバーサイズ
・ハイブリッドは2モーター式e:HEVを採用する
・フリード+は廃止され、2列シート仕様はCROSSTARに設定

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