「クルマのある生活」を続けていると、さまざまなクルマまわりの豆知識や小ネタを見聞きする。ここでは、そんな「誰かに話したくなる」クルマネタの中から、リモコンキーに関するお役立ちネタを読者の皆様にコッソリとご紹介する!!

※本稿は2024年5月のものです
文/楠田圭子 写真/ベストカー編集部、AdobeStock(トップ画像=KATSU@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2024年6月10日号

■イギリスの大学教授が実験で証明!

編集部でも頭にキーをくっつけてリモコン操作をテスト。動画どおりの結果が得られた

 買い物先の駐車場で、妻が突然「財布をクルマに忘れちゃった」と。運転免許すら持っていない妻に愛車のカギを渡したくはない。かといって、ついていくのは面倒。

 そんなに時に試してほしい奥義が「リモコンキー頭くっつけの術」である。

 なんと、リモコンキーを頭につけると電波が遠くまで届くのだ。これは英国のノッティンガム大学のロジャー・ボウリー教授が実験動画で紹介して話題になったものだ。

■キーを頭にピタッと!

普通の状態では電波が届かない距離から、頭にキーをくっつけてリモコンを操作すると反応。さらに遠ざかり、反応しなくなった場合は頭の上に水の入ったポリタンクを起き、そこにキーをくっつけると反応したという(smile@AdobeStock)

 同氏の実験によるとクルマから50歩ほど離れ、クルマに電波が届かなくなったことを確認した後、頭にキーをくっつけてリモコンを操作。

 するとクルマは反応! 成人の歩幅が約70cmなので約35mの距離から電波が届いたことになる。

 さらにそこから20歩。約50mの距離まで離れるとさすがに反応しない。しかし、頭の上に置いた水の入ったポリタンクにキーをくっつけるとクルマは反応!

■脳内の水が電波を強くする!?

キーから発せられる電波を、水が強化してくれるのだという(polkadot@AdobeStock)

 仕組みを超簡単に説明すると、我々の脳は大量の水で満たされていて、その水がキーから発せられる電波を強化してくれるのだという。しかし、距離が離れすぎると脳内の水の量では足りないので、追加の水が必要になるというわけだ。

 障害物があると電波が届かないことがあるので、100%の効果をお約束できないが、試してみる価値ありの奥義だ。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。