発売まで秒読み状態!? の新型ランドクルーザー250。「値段はいくらなのよ」などすでにSNSでも盛り上がっているが、そんなことよりもオーストラリア市場は250ではなくプラドの名前で売られているのだ。こ、これは一大事だ!! なんでなんだ!!!!!!!!!!

文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部

■プラドはランクルワゴンの進化版!! オンロードよりがプラドの証だった

言われてみれば確かに都会的だったなぁ2代目プラドも

 国内でもまもなくの登場が予定されているという、トヨタの本格SUVのひとつであるランドクルーザー250。正式発売前ではあるものの、すでに争奪戦の様相を呈しており、300と同じように発売即受注停止となる可能性も高いと言われている。

 そんなランドクルーザー250は言わずもがなランドクルーザープラドの実質的な後継車種となっているが、ランドクルーザーとしての原点回帰を図ることを目的とし、車名をランドクルーザー250に改めたとアナウンスされている。

 そもそもランドクルーザープラドは1990年4月に初代モデルが登場。この初代プラドは1984年11月に追加されたランドクルーザーワゴンの進化版となっていた。

 もともとランドクルーザーはその本格的なオフロード走破性から、道なき道を走る林業や狩猟を生業とするユーザーに支持されるモデルとなっていた。それだけに堅牢な作りとなっていた反面でオンロード性能や乗り心地、静粛性などはどうしても劣るものだった。

 しかし80年代に巻き起こったRVブームによって一般のユーザーからの需要も高まったため、商用登録となる従来のランドクルーザーをヘビーデューティー系、そして乗用登録となるワゴンをライトデューティー系とすみ分け、90年4月にプラドのサブネームが付けられたというワケだ。

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■ランクル高級化でプラドとの差別化厳しく!? 250は原点回帰で大勝負に

発表時に価格も原点回帰といっていたから、これはもしや!!!!!!!!!

 ただ代を重ねる毎に本家ランドクルーザーの高級化が顕著となり、プラドとの差別化が難しくなり、プラドはプラドでハイラックスサーフと統合されるなどしたこともあっていつしかプラド=ランドクルーザーの小型版のようなイメージが持たれるようになってしまった。

 そこでトヨタは再販モデルのランドクルーザー70をヘビーデューティーモデル、最新型のランドクルーザー300をフラッグシップモデル、そしてランドクルーザー250を本来のランドクルーザーらしさを持ったモデルとしてラインアップを整えたいという狙いでプラドの名前を廃したということになる。

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■豪州はプラドが一台ブランド!! 250になっても根強いブランド維持へ

 ただプラドという名前がすべてなくなってしまうワケではなく、例えばオーストラリアなどでは70や300は日本と同じだが、250は250ではなく新型もプラドという名前で販売されるという。

 これは現地法人の意向で残されたということだが、オーストラリアではプラドは日本のように小型版ランドクルーザーというイメージではなく、プラドという個別の車種として市民権を得ているようで、名前を変える必要性がなかったというか、むしろ名前を変えることのデメリットの方が多いという判断だったようだ。

 このように国が変われば考え方も変わるということが明白となったランドクルーザーシリーズだが、いずれにしても圧倒的人気モデルになることは間違いないだろう。

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