ランチアは5月27日、ラリー界に再び挑戦することを発表した。新型『イプシロン』をベースにした「Rally 4 HF」を開発している。ランチアはこれまでに、WRC(世界ラリー選手権)で15回タイトルを獲得。ラリー界で最も成功したブランドのひとつだ。

今回ランチアは、ラリーの基本である「ラリー4」クラスから再スタートを切る。このクラスは、将来のプロフェッショナルを目指す若手ドライバーがキャリアを始める場であり、「純粋な情熱が詰まっている」(ランチア)。

今回の復帰に際して、ランチアはイプシロン Rally 4 HFを開発している。このモデルは1.2リットル直列3気筒ターボエンジンを搭載し、最大出力212hpを発揮する。前輪駆動で5速マニュアルトランスミッションと機械式リミテッドスリップディファレンシャルを装備する。

HF標準タイプが2025年5月の発売予定なので、ラリー参加はその前後からになると思われる。

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