■MLB マリナーズ 1ー4 カブス(日本時間14日、ワシントン州シアトル、T-モバイル・パーク)

カブスの今永昇太(30)が敵地でのマリナーズ戦で今季3度目の先発。5回1/3、90球を投げて、被安打5、奪三振4、四死球2、失点1(自責点0)で降板。中継ぎ陣がリードを守り切り無傷の2勝目となった。鈴木誠也(29)は1対1と同点の3回に8試合ぶりの3号ソロ、これが決勝点となった。

今永は初となる敵地のマウンドで1回、ストレート中心の攻めで簡単に2死を奪うと、3番・T.フランス(29)にはフルカウントから内角低め、絶妙なコントロールのスプリットで見逃し三振。柔と剛のピッチングで3者凡退に抑えた。

1対0とリードした2回にはエラーとヒットで走者を許すと2死から8番・L.ウリアス(26)には外角低めのスプリットを上手く拾われ、レフト線へ同点となるタイムリーツーベース。今永はメジャー初失点(自責点は0)、デビューからの無失点は11イニングで止まった。

それでも3回、2死走者なしで2番・鈴木誠也(29)がマリナーズ先発E.ハンコック(24)の1球目、84マイル(135キロ)のスライダーを捉えると、レフトスタンドへ8試合ぶりの3号ソロ。打球速度は161キロ、飛距離116.7m、打球角度は35度と高々と上がった綺麗なアーチで2対1とし、今永を援護した。

今永は3回からスイーパー、4回からはカーブと球種を徐々に使いはじめ、マリナーズ打線に狙いを絞らせない投球を見せた。6回に入ると先頭打者の4番・ハニガーにメジャー初の四球、連続無四球も16イニングで止まった。続く5番・ポランコにもスプリットが抜けはじめ、連続四球で無死一、二塁。6番・ガーバーにはストレートを捉えられ三塁線へ、この打球を3塁手のC.モレル(24)がダイビングキャッチでファーストをアウトに。1死二、三塁となった所で降板となった。今永は5回1/3、90球を投げて、被安打5、奪三振4、四死球2、失点1(自責点0)で中継ぎ陣に託した。

2人目M.ライターJr(33)がフルカウントから7番・ムーアにサードへ鋭い打球を打たれたが、またもモレルがジャンピングキャッチ。スーパープレーの連発、そして、代打のD.カンゾーネ(26)をレフトフライに打ち取り、ライターJrは無失点リリーフ。味方が今永の勝ち星の権利を守り切った。7回には2回にエラーを犯した6番・ブッシュが3試合連続となる4号ソロで3対1とリードを広げた。

8回には今永をリードしてきたキャッチャーの9番・M.アマヤ(25)がレフトスタンドへ今季1号となる貴重な追加点。4対1とカブスがリードを広げた。

投手陣も無失点リレーで今永は負けなしの2勝目、決勝打は鈴木の3号ソロと日本人選手の活躍でカブスは連敗を2で止めた。

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