■プロ野球 巨人 3×-2 広島(13日・東京ドーム)

巨人は広島に延長12回の末、逆転サヨナラ勝利を飾った。先発の堀田賢慎(22)は22年8月20日の阪神戦以来の1軍先発登板。この試合は4回4安打無失点。1回を三者凡退に抑え、それ以降は毎回走者を背負う苦しい展開もピンチを凌ぐ投球。互いに無得点のまま迎えた6回裏、1死二塁から4番・岡本和真(27)が天井を直撃するエンタイトルツーベースが飛び出し、試合の均衡を破る先制点を挙げた。しかし7回裏、2死一、三塁からレフトに逆転適時二塁打を放たれ2ー1に。巨人は8回に2番・佐々木俊輔(24)、3番・門脇誠(23)に二者連続の安打が飛び出し無死一、三塁に。続く4番・岡本が適時内野安打を放ち同点に追いついた。同点で迎えた12回、1死から二塁から代打・大城卓三(31)が右中間に二塁打を放ちサヨナラ。巨人は5連勝となった。

1回、堀田は広島の先頭・野間峻祥(31)を中飛に打ち取り、2番・田中広輔(34)を空振り三振に。3番・小園海斗(23)を二ゴロに抑え、三者凡退の立ち上がり。

その裏、広島の先発・森下暢仁(26)に対し、巨人の先頭・萩尾匡也(23)は空振り三振。2番・佐々木は左飛に倒れ、3番・門脇は二塁の内野安打で出塁するも前日第3号を放った4番・岡本は遊ゴロに抑えられ、両チーム無得点。

3回、堀田は2死から2番・田中にフェンス直撃の右二塁打を打ち込まれ、続く3番・小園に死球で出塁を許すと堀田の暴投も絡み走者二、三塁ピンチを迎えた。しかし迎えた4番・堂林翔太(32)を146㎞のストレートで空振りに抑え無失点に凌いだ。

両チーム無得点で迎えた6回裏、先頭の2番・佐々木が中安打で出塁すると盗塁を決め、無死から先制のチャンスを迎えた。3番・門脇は三邪飛に倒れるも4番・岡本の放った打球は天井に直撃するエンタイトルツーベースとなり、先制点を挙げることに成功。

試合は中盤に入り1点差で迎えた7回、マウンドには3番手・中川皓太(30)が上がった。1死走者無しで迎えた7番・矢野雅哉(25)に左安打で出塁されると2死一塁から代打・上本嵩司(33)に中安打を放たれ走者一、三塁に。すると1番・野間にレフトへの適時二塁打が飛び出し逆転を許した。

1点を追う展開となった巨人は終盤8回、先頭の佐々木が右二塁打で出塁しチャンスメイク。続く門脇も右安打で繋ぎ無死一、三塁。迎えた4番・岡本に遊撃への適時内野安打が飛び出し、同点に追いついた。

同点で迎えた9回表は守護神・大勢(24)がマウンドに。三者凡退に締める投球を披露。延長に入った10回表は西舘勇陽(22)が登板し2イニング連続となる三者凡退に抑える好投。

延長10回裏、広島の5番手・益田武尚(25)に対し、2死から5番・坂本勇人(35)が四球で出塁すると続く6番・オコエ瑠偉(26)は死球を受け、2死一、二塁に。7番・松原聖弥(29)はフルカウントから三振を喫しサヨナラの好機も無得点。

11回裏、先頭の8番・吉川尚輝(29)が四球で出塁、続く9番・小林誠司(34)が送りバントを決め、1死二塁とした。打席には代打・泉口友汰(24)が入るも三振に倒れ、2死から2番・佐々木は一ゴロに倒れこの回もチャンスを作ったがサヨナラならず。

12回裏、広島の7番手・中﨑翔太(31)に対し、1死から4番・岡本がレフトへの二塁打を放ち出塁、代走に重信慎之介(30)が送られた。一打サヨナラの場面で代打・大城卓三(31)に右中間を破る二塁打が飛び出し、サヨナラ勝利となった。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。