卓球のパリ五輪日本代表の平野美宇(24、木下グループ)、張本美和(15、木下グループ)、戸上隼輔(22、井村屋)は20日、国際大会に向けて出発するのを前に羽田空港で取材に応じた。2か月後に開幕するパリ五輪では世界ランクが高ければより良いシード権が得られるため、ハードなスケジュールで世界を転戦している。
世界ランキング13位(20日現在)の平野は、WTTコンテンダー太原(中国)などに参戦予定。「今は海外の選手に目を向けてしっかり練習でやったことを試合で使っていくことがすごく大事なので、臆することなくプレーがしたい」と話した。さらにパリ五輪に向けて「2年間かけて五輪代表になれたのでメダルを取りたいっていう気持ちがすごく強い。シングルスのメダル獲得と、団体戦で中国に勝って笑顔で終われるように頑張りたい」と改めて意気込みを語った。
平野と同じ大会に参加する張本は、世界ランク8位(20日現在)。最近の成長について「安定して試合を運ぶことができている」としながらも、「満足してはいない。今年の目標はトップ5に入ること」と気を引きしめた。団体のメンバーとして初出場するパリ五輪では「自分の力を全部発揮するために、五輪までに出る大会で自分自身を成長させるように頑張って、本番では悔いが残らないように楽しく終わりたい」と語った。
世界ランク20位の戸上は、WTTコンテンダーリオデジャネイロ(ブラジル)に向けて「自分の目標である世界ランク15位以内を五輪までに達成したい。今回は第3シードなので他の大会に比べてチャンスがある、優勝目指して頑張りたい」と意気込んだ。
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