■セイコーゴールデングランプリ陸上2024東京(19日、国立競技場)
女子1500mに出場した田中希実(24、New Balance)が4分7秒39で日本勢トップも4位。パリ五輪参加標準記録(4分02秒50)には届かなかった。
同種目で日本記録(3分59秒19)を持つ田中は、21年の東京五輪で日本勢初となる8位入賞。昨年の世界陸上ブダペストでは準決勝で終盤のスパートについていけず決勝進出を逃した。2大会連続の五輪を目指す田中は、1500mでは標準記録の突破と、6月の日本選手権(新潟)での優勝でパリ五輪代表に内定する。
前日の会見で「ラスト1周以外の何か新しい武器が欲しい」と“ラストスパート”の印象が強い自身の走りについて語っていた田中。スタートから1周目は早いペースで入ったが、2周目でペースダウン。最初に先頭に出た田中はラスト1周で一気にスパートをかけたが、バックストレートで3分台の自己ベストを持つオーストラリアのS.ブリングス、G.グリフィスらが猛追。失速ぎみとなった田中は終盤に抜かれ、結果は4位でフィニッシュした。
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