■MLB カブス 1ー0 パイレーツ(日本時間19日、イリノイ州シカゴ、リグリー・フィールド)
カブスの今永昇太(30)が19日(日本時間)、本拠地でのパイレーツ戦に先発。7回、88球を投げて、被安打4、奪三振7、四死球1、失点0で防御率は0.96から0.84となった。チームは9回1死二塁で4番・C.モレル(24)がセンター前へのサヨナラタイムリーで接戦を制した。
7回無失点の好投に今永は「今日はスターティングラインナップにずっと右バッターが続いていたので、同じような配球をすれば恐らく対策もして来るしという所で、上手くかわしながら、自分の中で相手バッターとの違和感を上手く察知しながら投げられたかなと思います」と振りかえり、球数的にはあと1イニング行けたのではという質問には「ストレートは始めより後からの方が良い感じで、指先も良い感じで投げれていましたし、体が徐々に暑さや環境に慣れてきて良く動いて来たというのはあります。球数的には、あともう1イニング行けたと思いますが、疲労的に球数とは反対に体が少し疲労していたので、もしかしたら次のマウンドに上がったら結果は良くなかったかもしれないです」と冷静に判断していた。
防御率も0.84という数字に関しては「本当に気にしていないですね。この防御率をもっと下げてやろうとか、そういった事は一切思わない方が僕としてのパフォーマンスは良いと言った感じですね」と話した。
7回、2死一、二塁のピンチの場面では「自分で作ったピンチなので、ここは抑えないと負けに繋がってしまうので、絶対に抑えたいという気持ちにはなりましたね」さらにこのイニングに打たれていたスプリットで抑えたことについては「打たれた2球は自分で意図しないスプリットの高さだったので、最後はストライクからボールになるスプリットではなく、ワンバウンドなりそうなスプリットを投げようと思って投げたので、まあその通りに投げられて、なおかつ空振りしてくれたので、これも自分の引き出しとして取って行こうかと思いますね」と語った。
メジャーデビューから負けなしの5連勝中でシカゴでは有名になっているかの質問には「まだそんなに出歩いているわけではないので、球場の往復と行きにダンキンドーナツのカフェラテを買うルーティーンしかないので、街を歩いた時に声をかけてもらえるような活躍をしたいです」と話し、店員には気が付かれてるかと問われると「いつもスモールアイスラテかミディアムアイスラテか決まってないのですけど、コロコロ変わる奴だなとは思われていると思います」と笑顔を見せた。
今永の好投に指揮官のC.カウンセル監督(53)は「歴史的な記録を作っているので、驚いています。今永投手の闘争心、投球、精度を見て楽しんでいます」と絶賛したが、2戦連続で味方打線が得点を奪えない事に関しては「打線が不振です。メッツ戦も1対0でしたよね。今永投手が投げて1対0で2回勝っています。1対0の試合に勝つ事は非常に難しいです。(今永は)9回登板して、このような試合に2回登板しています」と打線の不振に頭を悩ませ、今永の踏ん張りに敬意を表した。
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