■バレーボールネーションズリーグ2024 女子予選ラウンド第1週 日本-ドイツ(日本時間17日、トルコ) 

パリ五輪の切符を懸けた最後の戦い、ネーションズリーグで女子日本代表(世界ランク8位)はドイツ(同12位)と対戦。セットカウント3ー0で勝利し、開幕から3連勝を飾った(25-21、25‐15、25‐22)。

スタメンは主将・古賀紗理那(27)、セッター・岩崎こよみ(35)、渡邊彩(33)、山田二千華 (24)、林琴奈(24)、石川真佑(24)、リベロは小島満菜美(29)が起用され、開幕戦からメンバーは変わらず。

両者共に今大会でパリ五輪出場権を狙う戦いは、第1セットの出だしから日本がドイツに2本のサービスエースを許し、嫌なムードに。それでも昨季、イタリアで経験を積んだ石川のスパイクで中盤まで競る展開となる。しかし、ドイツにサーブで崩されるなど3点をリードされ15‐18とされる。日本はその後、宮部藍梨(25)を投入すると、その宮部がサーブでドイツを崩し逆転に成功、25―21で先制する。

第2セットは、第1セットで流れを変えた宮部を起用、さらにリベロも小島と福留慧美(26)をスタートから併用した。序盤から古賀のブロックなどで4連続得点の日本が6ー2とリード。さらに福留の好レシーブで差を広げ16ー8に。終盤は前の試合で二桁得点をあげた古賀と林が得点を決め25ー15と2セットを連取した。

王手をかけた日本は第3セット、出だしで石川がサイドラインギリギリのサービスエースを決めるなどリードする。さらに頼れるキャプテン・古賀が、ドイツの攻撃の要・ドレヴニオク(26)をブロックするなど連続得点で最大6点をリードする。終盤詰め寄られるも振り切った日本は、2試合連続のストレート勝ちで開幕から負けなしの3連勝となった。

試合後には息子が3歳の誕生日を迎えたというセッターの岩崎をチームで祝福。この日の試合では元アタッカーとしての本領も発揮し3得点を決めた。「劣勢になるシーンが多かったんですけども、いいサーブが入り出してからブレイクをたくさん取ることができて1セット目を勝ちきれたことができたのでよかったです」と試合を振り返った。 次戦、日本はポーランド(同6位)と19日に対戦する。

日本は、ネーションズリーグ予選ラウンド終了時の世界ランキングがアジア・オセアニア地域で最上位、または出場権未獲得の国のうち上位3位以内に入ればパリ五輪の出場権を獲得する。予選ラウンドは全16チームが12試合を戦い、上位7チーム(+開催国)がファイナルラウンド(トーナメント)に進む。
※世界ランキングは試合前時点

【日本の得点(上位)】
古賀 20点
石川 18点
林  11点

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。