ＪＶＡ（日本バレーボール協会）は、５月１５日からトルコ・アンタルヤで始まるＶＮＬ（バレーボールネーションズリーグ）２０２４予選ラウンド第１週に出場する女子日本代表メンバー１４人を発表しました。
今シーズンのＶＮＬは、まだオリンピックの出場権を手にしていない国にとっては、まさに一戦一戦がパリへつながる未来を懸けた戦いです。
注目のメンバーには、昨年のオリンピック予選（ワールドカップ）で主力を務めたキャプテンの古賀紗理那選手、攻守の要の林琴奈選手、セッターの関菜々巳選手、イタリアで活躍する石川真佑選手らが選出。
さらに、Ｖリーグ「埼玉上尾メディックス」から復活を遂げた黒後愛選手、結婚と出産を経て現役に復帰、昨年のアジア大会でも存在感を発揮した３５歳の司令塔、岩崎こよみ選手、「ＮＥＣレッドロケッツ」のリベロ小島満菜美選手、「久光スプリングス」の２２歳のＭＢ（ミドルブロッカー）荒木彩花選手が名を連ねました。
パリオリンピックは、出場１２か国のうちすでに７か国が決定。残り５枠となった出場権は、このＶＮＬ予選ラウンド終了時点（６月１７日）での世界ランキングで決定するだけに、一つ一つの勝敗が、いずれも重要な意味を持ちます。
【現在の世界ランキング】〇はパリオリンピックの出場権を獲得した国
１位 〇トルコ
２位 〇アメリカ
３位 〇ブラジル
４位 〇セルビア
５位 イタリア
６位 中国
７位 〇ポーランド
８位 〇ドミニカ
９位 日本
１０位 オランダ
１１位 カナダ
１２位 ドイツ
１３位 タイ
１４位 ベルギー
１５位 〇フランス
※ 残り５枠は出場権を手にしていない各大陸の上位１チームと、世界ランキング上位のチームが獲得します。まだ出場権がないのはアジアとアフリカで、ランキング下位であってもアフリカ大陸の１チームは出場権を獲得します。日本は、現在アジア最上位の中国より上位に入るか、中国より下位でも、残りチームの中で上位３チームに入ることが必要となります。
※ 世界ランキングは、上位のチームに勝利すれば、大きなポイントが加算されますが、逆に下位のチームに敗れると大きくポイントを失います。
眞鍋政義監督は、３月に代表メンバーを発表した際、「今年は一戦一戦が日本女子バレーボールの未来がかかる大一番だと考えている」とコメント。女子日本代表の、まさに未来をかけた世界との勝負がスタートします。
【バレーボールネーションズリーグ２０２４予選ラウンド第１週日本代表】※所属は５月１４日現在
１ 岩崎こよみ Ｓ（下北沢成徳高 埼玉上尾メディックス）
２ 林琴奈 ＯＨ（金蘭会高 ＪＴマーヴェラス）
３ 古賀紗理那 ＯＨ（熊本信愛女学院高 ＮＥＣレッドロケッツ）※キャプテン
４ 石川真佑 ＯＨ（下北沢成徳高 イゴール・ゴルゴンゾーラ・ノヴァ―ラ）
６ 関菜々巳 Ｓ（千葉県立柏井高 日本バレーボール協会）
７ 渡邊彩 ＭＢ（古川学園高 日立Ａｓｔｅｍｏリヴァーレ）
８ 小島満菜美 Ｌ（青山学院大 ＮＥＣレッドロケッツ）
１０ 井上愛里沙 ＯＨ（筑波大 ヴィクトリーナ姫路）
１１ 山田二千華 ＭＢ（豊橋中央高 ＮＥＣレッドロケッツ）
１２ 福留慧美 Ｌ（龍谷大 デンソーエアリービーズ）
１５ 宮部藍梨 ＭＢ（ミネソタ大 ヴィクトリーナ姫路）
１６ 黒後愛 ＯＨ（下北沢成徳高 埼玉上尾メディックス）
２０ 荒木彩花 ＭＢ（東九州龍谷高 久光スプリングス）
２１ 和田由紀子 ＯＨ（京都橘高 ＪＴマーヴェラス）
（ＯＨ：アウトサイドヒッター、ＭＢ：ミドルブロッカー、Ｓ：セッター、Ｌ：リベロ）
【第１週の女子日本代表対戦カード開始は日本時間】
５月１６日（木）日本対トルコ午前２時～
５月１６日（木）日本対ブルガリア午後１１時～
５月１７日（金）日本対ドイツ午後８時～
５月１９日（日）日本対ポーランド午後１１時～
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