■MLB ブレーブス 2ー0 カブス(日本時間14日、ジョージア州カンバーランド、トゥルイスト・パーク)

カブスの今永昇太(30)が14日(日本時間)、敵地でのブレーブス戦に先発。5回、98を投げて降板、被安打7、奪三振8、四死球3、失点0で防御率は0.96。勝敗はつかず、日本人最高のメジャーデビューからの6連勝は次回に持ち越しとなった。チームは2番手投手が打たれ、敗戦となった。

「無失点という点は良かったと思います。しかし、僕に求められているのは、そこで終わって良い事はないので、自分としてはあと1回、あと2回投げなければいけない」と振りかえった。

高めの際どいボールに対し、ストライクとコールされなかったことには「僕も投げていてボールだなと思っていて、でもやっぱりそのボールに対しての僕の所作というか、マウンドでの所作も良くなかったので、やはりああいう所作を出している時というのは、自分自身にもあまりよくない事なので、自分の弱さが出たと思います」と反省点をあげていた。

牽制で走者を2度アウトにした場面は「ピッチングコーチから毎試合、やはり投げる以外の動作というのもピッチャーとして大事な事なので、そこも大事にして行きましょうという話しをしてもらっている」と語った。

4回、2死満塁、1番・R.アクーニャJr(26)を迎えてカウント2-1かの4球目、ハーフスイングを巡ってカブスのC.カウンセル監督(53)が退場処分を受けたが「1つのスイングに対して監督があのように熱くなってベンチを出て行ってくれたので、本当にその勝敗よりも、もっと手前のワンスイング、ストライクかボールか、僕よりも感情的になってくれて、凄く感謝しています」と話し、カウント3-1からライトフライに打ち取った。

「冷静に考えてみて、アクーニャ選手に満塁ホームランを打たれるぐらいだったら押し出しのフォアボールで良いと思って、結果的にライトフライでしたけど、たまたま運が味方したくれたと僕は思っているので、あそこはフォアボールを出して、(1番のアクーニャと2番のアルビーズ)どっちの方が満塁ホームランがあるかと言う事を考えたら、まあアクーニャ選手の方が満塁ホームランがあるので、まあ押し出し出しても1対0だし、まだ勝つチャンスがあるなと思いながら、まあ本当にライトフライで良かったなと」ピンチの場面でも冷静に分析して投球していた。

メジャーデビューから日本人最高の6連勝は次回に持ち越しとなったが「勝ったうえでチームに何かプラスアルファを与えないといけないので、やっぱり7回・8回、そういったイニングを投げ切った後に勝つところ、そういうピッチングをしたいですね」と次回の登板へ気持ちを引き締めていた。

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