■プロ野球 DeNA 3-4 阪神(10日・横浜スタジアム)

DeNAは阪神に3ー3の同点で迎えた9回表、1死一、三塁からノイジー(29)にレフトへの適時打を浴び勝ち越しを許すと、そのまま1点差を埋めることができず、黒星を喫した。

スタメンには神里和毅(30)が約2年ぶりの1番・右翼手で今季初スタメン起用。先発・東克樹(28)はここまで3勝と無敗の登板。しかし東にとっては今季初の阪神戦となったこの試合、8回116球を投げ抜き3失点と熱投を披露するも報われず。

東の立ち上がりは1回、阪神の先頭・近本光司(29)にいきなり右本塁打を浴び、先制点を許した。しかしその後は2番・中野拓夢(27)を一ゴロ、3番・森下翔太(23)を中飛、4番・大山悠輔(29)を右飛に打ち取り、最少失点で抑えた。

その裏、打線は阪神の先発・青柳晃洋(30)に対し、先頭の神里は空振り三振。2番・関根大気(28)は四球で出塁すると3番・佐野恵太(29)は死球を受け1死一、二塁。4番・牧秀悟(26)も四球を選び、無安打ながら満塁の好機を迎えた。5番・宮﨑敏郎(35)はフルカウントからボールを見極めこの回3つ目の四球。押し出しで同点に追いついた。続く6番・筒香嘉智(32)は遊飛に倒れ2死。7番・山本祐大(25)は8球粘った後、9球目で見逃し三振を喫し、追加点を奪うことができず。

試合は中盤に入り6回表、この回の先頭・近本に右二塁打を放たれるとその後、1死から3番・森下に四球を与え一、三塁に。迎えた4番・大山にレフトへの適時打を浴び、勝ち越しを許した。さらに5番・井上広大(22)にサードへの痛烈な内野安打を放たれ3ー1に。三塁手の宮﨑は打球が頭部に直撃したことにより交代となった。

2点のリードを与えた打線は6回裏、走者無しから今季初一軍昇格を果たし途中出場となった森敬斗(22)が右三塁打を放ち出塁。続く6番・筒香にセンターへの適時三塁打が飛び出し1点を返した。阪神は2番手・石井大智(26)がマウンドに上がると7番・山本は四球を選び、無死一、三塁。続く8番・京田陽太(30)がセンターへの適時打を放ち、再び同点とした。

同点で迎えた8回裏、阪神の4番手・岩崎優(32)に対し、先頭の6番・筒香が右安打で出塁。しかし後続が振るわず、勝ち越しとはならなかった。

9回表、2番手・森原康平(32)がマウンドに上がると、無死走者無しから6番・佐藤輝明(25)に右二塁打を放たれると7番・坂本誠志郎(30)に送りバントを決められ1死三塁に。続く代打・糸原健斗(31)に四球を与え一、三塁で迎えた9番・ノイジーに左適時打を放たれ勝ち越しを許した。

1点を追う9回裏は5番手・ゲラ(28)の前に無得点に倒れ試合終了。終盤まで続いた接戦に敗れた。

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